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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/10/16のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

先週のドル/円相場は、ドルが軟調な推移となりました。
14日発表された9月米小売売上高、9月生産者物価指数、
8月企業在庫が市場予想を下回ったことや、同日公表された米地区連銀経済報告が、
「ドル高やエネルギー価格の低下が製造業活動を弱めている」と指摘しており、
早期の利上げは難しいとの見方が広がったことで、ドルは118円07銭まで下落しました。

しかし、週末発表の9月米消費者物価指数が予想を上振れたことや
前週分新規失業保険申請件数が予想を下回ったことでドルを買い戻す動きが広がり、
一時119円67銭まで値を戻し戻し、119円46銭で週を越えています。

テクニカルで見ても、ドルの下値不安が高まる形となっています。
直近の下値抵抗であった118円半ばを下抜けており、
底抜けのリスクが出てきています。
また、遅行スパンがローソク足を下回ってきており、
売り環境がはっきりしつつあるように見えます。
先行スパンの雲も徐々に厚みを増しながら切り下がってくることに
なっていることもドル先安感を作る要因となりそうです。

ただし、RSIは中立水準に戻ってきており、このまま下抜けするかどうかは疑問です。

日米の金融政策の行方をにらみながらの動きが続きそうですが、
ややドル安方向のリスクを意識しながら臨みたいところです。

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