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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/10/15のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のドル/円相場は、ドル全面安となった前日海外市場の流れを引き継いで、
東京時間朝方では118円70銭まで下押ししましたが、公的投資家などの
買いに支えられ、辛うじて119円台を回復する動きとなりました。

しかし、欧州時間に入ると欧州中銀(ECB)理事会メンバーのノボトニー・
オーストリア中銀総裁が追加の政策が必要であることは極めて明白と
発言したことを受けユーロが急落、ユーロ/円も一気にに1円近く下落し、
これに引きずられる形でドル/円も108円前半まで押し込まれる展開となりました。

この流れでボリンジャーバンドを下抜ける動きとなりましたが、
バンドウォークには繋がらず下落加速とはなりませんでした。
逆にRSIを見ると、価格の下落にかかわらずRSIは水準を
切り上げており、ダイバージェンスが見られています。
これは、この後のドルの反発を示唆するものといえます。

実際、その後はドル反発に転じ118円後半まで値を戻しています。
このNY時間のドルの上昇は、昨日発表された9月の米消費者物価指数(CPI)が、
変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIが前月比0.2%上昇、
前年同月比では1.9%上昇で昨年7月以来の大幅な上昇となり、
FRBの目標となっている2%に近づき、年内利上げ観測が
一部再燃したことが要因と指摘されています。

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