2015/10/14のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
昨日のドル/円相場は、東京時間は株式市場をにらみながらの動きとなりました。
一時、日経平均が300円超の下落となると、ドルの上値も重く
119円半ばまで押し込まれる展開となりました。
9月の中国消費者物価指数(CPI)が前年比1.6%上昇で、
市場予想の1.8%上昇を下回るとともに、8月の2.0%上昇から
伸び率が低下したことも円買い要因となったとの指摘もあります。
海外時間に入ると、一段と円買い圧力が強まり、
ボリンジャーバンドの拡大とともにバンド下抜けの動きとなりました。
MACDもその前の小反発での買い転換に失敗しており、
ドル売りの流れが作り出されていることが示唆されます。
NYに入ると、9月の米小売売上高が前月比0.1%増で、
市場予想の0.2%増を下回り、さらに9月の米卸売物価指数(PPI)も
前年比1.1%の低下で、8カ月連続の低下と発表されました。
この指標で、米連邦準備理事会(FRB)の年内利上げを疑問視する見方が強まり、
ドルは一段の下落となって、一時118円61銭をつけ、ほぼ安値圏でNYの取引を終えています。
提供: FXトレーディングシステムズ
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