2015/10/1のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSIを表示しています。
昨日のドル/円相場は、日経平均が大きく上昇したことを受けて底堅く推移し、
東京時間では一時120円28銭の高値をつけました。
元日本銀行副総裁の岩田一政・日本経済研究センター理事長が、
現在の経済・物価情勢は「日銀が何かやらざるを得ない方向に動いている」との
見方を示したことも材料視されたとの指摘もあります。
NY時間に入ると、米国の9月ISM製造業景況指数が予想を下振れほぼ2年ぶりの
低水準に落ち込んだこと、週次新規失業保険申請件数が予想を上振れほぼ1ヶ月ぶりの
高水準となったことを嫌気して、ドル売りが加速し、119円49銭まで押し戻されました。
その後、ラッカー米リッチモンド地区連銀総裁が10月FOMCでの利上げの可能性を
示唆したため、ドルは下げ止まり119円後半に反発して引けています。
テクニカルで見ると、ボリンジャーバンドを上下の抵抗にして上下動を繰り返しており
120円を挟んだ方向感のない動きが確認できます。
また、RSIを見ても1日をかけて25~75の振幅を繰り返しており、
それなりの値幅はあるものの、一方向へ突き抜けることができない様子が示されています。
本日は、米雇用統計の発表があり、
その結果次第でトレンドが出てくれることが期待されています。
提供: FXトレーディングシステムズ
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