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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/9/30のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のドル/円相場は、東京では月末・半期末で実需筋のフローが警戒されたが、
大きな波乱はなく119円後半での小動きが続きました。

欧州時間に入ると、前日に下落した欧州株が大幅に反発していることで、
円が売られドル/円は120円台に乗せると120円35銭近辺まで高値を伸ばしました。

ただし、RSIが17時をピークに反落しているにもかかわらず、
価格は19時まで上昇しており小さいながらダイバージェンスが確認でき、
このダイバージェンスに示されるように、その後ドルは反落に転じています。

NY時間では、注目されていた米国の9月ADP雇用統計が予想を上振れたことや、
上院が暫定予算案を可決したため政府機関閉鎖が回避されるとの期待が
高まったことがドル買い要因となったものの、その後発表された9月シカゴ購買部
協会景気指数(PMI)が予想外に50割れに落ち込んだことがドル売り要因となり、
明確な方向性は出ずに119円台での取引が続きました。

昨日のADP雇用統計が良かったことを受け、明日の米雇用統計へに期待が高まっていますが、
このような場合のサプライズリスクはドル安方向にあることには留意しておきたいところです。

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