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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/9/3のユーロドル相場の考察

昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のユーロ/ドル相場は、アジア時間は欧州中央銀行(ECB)理事会を控え
模様眺めムードが強く、1.12ドル前半での小動きが続きました。

注目のECB理事会では、予想通り政策金利の据え置きを決定しましたが、
最新のスタッフ予想で、2015年から2017年までの国内総生産(GDP)や
インフレ見通しを下方修正、さらにドラギ総裁の定例理事会後の記者会見で、
ECBが物価・成長見通しの下方修正の理由に挙げた新興国景気(中国)の減速と
原油安について、今後状況がさらに悪化する可能性に警戒感を示しました。
また、ドラギ総裁は資産買い入れプログラムは2016年9月末まで実施することを
意図しているが、必要なら延長するという量的緩和(QE)を拡大する方針の考えも示したことで、
ユーロ/ドルは1%以上値を下げて約2週間ぶりの安値1.1088ドルまで下落しました。

この動きで、ボリンジャーバンドの下抜けとバンドウォークが示現していることが確認できます。
ただし、価格の下落に対してRSIの下落は限られたものとして、
ユーロ安がこのまま継続するとは考えにくい動きといえそうです。

本日は、米国の雇用統計が発表されますが、
9月16‐17日の連邦公開市場委員会(FOMC)前に発表される最後の統計となるため、
市場の関心を集めており、結果次第では波乱のマーケットとなる可能性もあるでしょう。

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