2015/8/19のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
昨日のドル/円相場は、東京時間は米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が
海外時間に発表されるのを控え、模様眺めの動きが続きました。
午後1時過ぎに日経平均が一時300円を超える下げを見せると円買いが強まり、
124円22銭まで下押しされた局面もありましたが、大きな動きにはつながりませんでした。
注目されたFOMC議事要旨では、利上げ時期を示す手がかりが明確に示されず、
これを受けて9月利上げを予想していた市場参加者が買い持ちにしていた
ドルを売ったことから、123円68銭まで下押ししました。
議事要旨によると利上げの機が熟していると見ていたメンバーは1人だけで、
大半のメン バーは労働市場や他の経済諸条件の改善が利上げの状況に近づいていると
考えていたものの、早期利上げに言及するものではありませんでした。
テクニカルで見ると、FOMC議事要旨発表前に既にドルの下落が示唆されています。
ボリンジャーバンドが下抜けしたのは本日2時ごろであり、
MACDも昨日23時には売り転換しています。
FOMC議事要旨によるドル売りで、ボリンジャーバンドのバンドウォークが延長された形と
なっていますが、相場は短期的には持ち高調整のドル売りに流れがあったといえそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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