2015/8/20のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
昨日のドル/円相場は、東京時間は1週間ぶりの123円台ということもあり、
下値では共済年金などの機関投資家や輸入企業からドル買いが入り、底堅い動きとなりました。
午後には、特段の手掛かり材料が見当たらない中、124円台を回復しています。
海外時間に入ると、15日までの週の米新規失業保険申請件数が、
予想より多い27万7000件となったことや、昨日公表の連邦公開市場委員会(FOMC)の
7月開催分議事録を受けて早期の利上げ観測が後退し、債券利回り低下に伴う
ドル売りに拍車がかかったこと、さらに株安を嫌気したリスク回避の円買いも加わり、
123円33銭まで下押しする動きとなり、ほぼ安値圏でNYを引けています。
テクニカルで見ると、東京時間は前日のバンドウォークの反動から
ドルが値を戻している動きが確認で行きますが、海外時間での下押しで
再びロアーバンドを割り込み弱いバンドウォークが発生しています。
MACDを見ても、NY時間スタート前に売り転換を示しており、
またMACD・シグナルともにマイナス圏での推移となっていることから、
ドルが軟調なことが示唆されているといえそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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