2015/8/7のドル円相場の考察
先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表、Williams %Rを表示しています。
先週のドル/円相場は、米国の雇用統計を控えて模様眺めながらも、
ドルがじり高の動きとなりました。
米国の年内利上げ観測は根強く、ドルの下支え要因となっています。
週末発表の7月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が21万5000人
増となり、市場予想 の22万3000人増には届かなかったものの、
引き続き底堅い内容となったこと、失業率は前月から横ばいの5.3%と、
7年ぶり低水準にとどまったことを受けて、一時4ヶ月ぶりに
高値である125円07銭まで上昇しました。
しかし、その後、株安を警戒した安全資産としての債券買いに、
利回り低下に伴うドル売りが優勢になり、124円11銭まで値を下げ、
同水準で週を越えています。
テクニカルで見ると、一目均衡表は三役好転を維持しており
ドルの底堅さに変化はないものと思われます。
ただし、遅行スパンとローソク足の関係では、今週前半は
ドル下落リスクがあることには注意が必要でしょう。
もっとも、週後半から来週にかけては、ドルが上方向に引っ張られる
力が強くなるため、大きな心配は必要ないかもしれません。
Williams %Rは週末の下げで中立水準まで下がってきており、
もう一段の上値余地を残しているといえそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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