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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/7/10のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円相場は、5日に行われたギリシャ国民投票で債権団側が出した
緊縮財政策が否決されたことや、中国経済の先行き不安で上海総合指数などの
中国株が急落したことを意識して、週前半はリスク回避の円買いが優勢となり、
一時120円41銭まで売り込まれました。

しかし、その後中国証券監督管理委員会(証監会)が8日に持ち株が5%以上の
株主を対象に向こう6カ月間、株式売却を禁止する措置を発表したことで
上海総合指数は急反発し、さらにギリシャ政府が9日に提出した改革案は
債権団側が6月26日に提示した要求に近い内容だったことから、
ギリシャ支援継続への期待が高まり、10日に122円93銭まで値を戻しました。

テクニカルで見ると、ドルがやや弱く見えるものの、
明確な方向性がなくなっている状況です。

一目均衡表の先行スパンの雲を一時的に下抜けたものの、
週末には再び雲の中に戻ってきています。
目先は雲の中での動きが継続する可能性もあるでしょう。

遅行スパンがドル売りサインを出していますが、もう一段相場が戻さば、
再び買い転換する可能性もあり、決め打ちはしにくい形です。

さらにWilliams %Rも中立水準にあり、方向性は見出しにくいといえるでしょう。

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