2015/7/6のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
昨日のドル/円相場は、ギリシャの国民投票で財政緊縮策の受け入れ反対が
多数となり、早朝にリスク回避姿勢が強まり、先週末の終値から乖離し
窓明けとなる122円割れでのスタートとなりました。
ただ、その後は下げが続かず、正午にかけてじりじりドルの買戻しが入る
展開となり、早朝の下落分をほぼ取り戻し、窓埋めの動きとなりました(A)。
その後は、株価の下げが強まるとドル/円も弱含む局面もあったものの、
午後3時前にギリシャの財務相が辞任の意向と伝わると値を戻しました。
海外市場では、米6月ISM非製造業景況指数の改善や株式の下げ幅縮小で、
一時ドル買い・円売りとなりましたが、国民投票の結果を受けたギリシャの
デフォルト(債務不履行)やユーロ圏離脱警戒感は根強く、上値は限定的で、
ドル/円は明確な方向感なく推移しています。
テクニカルで見ても、東京時間の窓埋めの動きの後は、
ボリンジャーバンドのなかに収まる動きであり、方向性は見られません。
MACDは、東京午後に買い転換して早朝のドル下落の動きを打ち消して入るものの、
シグナルとの交錯は続いており、こちらも方向性を見出せる形とは言い難いものとなっています。
提供: FXトレーディングシステムズ
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