2015/6/17のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
昨日のドル/円相場は、アジア時間は123円前半で小動きが続きましたが、
欧州が参入してくるとドルの買戻しの勢いが強まり、じりじりと124円30銭水準まで上昇しました。
この流れで、ボリンジャーバンドの上抜けとバンドウォークが形成されていることが確認できます(A)。
ただし、FOMC前にはボリンジャーバンドのロアーバンドは反転し始めており、
バンドウォークの終了によってこの上昇相場が終わったことを示唆しています。
その後、FOMC声明と政策金利見通しが公表されると、いったんは円安・
ドル高方向に振れたものの、円はすぐに切り返す動きとなりました。
FOMC声明で、米経済は回復して年内利上げに十分耐えられるとの認識が示されたものの、
2015年の経済見通しが年初の低成長で下方修正されたことで、声明は思ったほどタカ派的でなく、
米連邦準備理事会(FRB)の利上げ時期が後ずれしたという市場の思惑が強まり、
ドルが急速に売られ、一時123円21銭まで下落しました(B)。
このドルの急落で、解散を続けていたMACDが急に売り転換したことが確認できます(C)。
提供: FXトレーディングシステムズ
☆ボリンジャーバンドとMACDなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット☆
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから