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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/6/16のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日のドル/円相場は、東京午前に黒田日銀総裁が参議院財政金融委員会で、
市場に円安けん制と受け止められた10 日の自身の発言について「名目為替レートの
水準や先行きの評価を申し上げたわけではない」などと説明したことで、
ドル/円は一時123円81銭まで強含みました。
しかし、上昇の勢いは続かず、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて
徐々にこう着感を強める展開となりました。

海外市場に入っても、5月の住宅着工件数は年換算で前月比11.1%減の103万6000戸と、
市場予想の110万戸を下回った一方、先行指標とされる住宅着工許可件数は11.8%増と
予想を上回り、2007年8月以来の高水準となるなど、強弱入り混じる内容を受けて売り買いが
交錯する場面もありましたが、反応は限定的で動意薄の状態が続いています。

ただし、テクニカルで見るとドルの軟調さが示唆される形となっています。
MACDは海外時間に売り転換しており、ADXが上昇していることから値幅は
小さいながらもドル売りのトレンドとなっているように見受けられます。

FOMCで政策金利の引き上げ決定はないとの見方が大勢ですが、結果を見極めたいとの思惑が
広がっており、声明発表後に行われるイエレンFRB議長の記者会見への注目も高いため、
本日も模様眺めの動きが続きそうですが、そのなかでもドルの上値が重くなるのかもしれません。

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