TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2015/6/5のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2015/6/5のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


拡大画像はこちら

チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円相場は、堅調に推移し、約13年ぶりとなる125円86銭まで上昇しました。
週前半に125円を突破したことで利食いに押される局面もありましたが、
押し目でのドル買い意欲は強く、押しも一過性に終わりました。
また、4日には国際通貨基金(IMF)が、米国経済についての年次審査の中間報告を発表し、
米国の利上げについて「賃金や物価上昇の兆しが今より明確になるまで待つべきだ」として、
利上げの時期は「2016年前半」が適切との見方を示したことでドル売りが優勢となりましたが、
週末の米雇用統計で5月の米非農業部門雇用者数は、市場予想を大きく上回る前月比
+28.0万人となったことを受け一気に125円86銭をつけ、125円台で週を越えています。

テクニカルで見ても、ドルの上昇トレンドは明確であり、Williams %Rが高値権に
張り付きながら価格が上昇していくというトレンド相場の典型的な形が観察されます。

中東やウクライナにおける地政学的リスクの増大やギリシャの債務問題、投機的なドル買いポジションの
増加などリスク要因といえますが、為替相場が円高に振れる局面では本邦機関投資家による
外債投資などに絡んだドル買い意欲が強く、ドル安・円高が急速に進行する可能性は
低いとの見方がマーケットでは支配的となっています。

提供: FXトレーディングシステムズ
一目均衡表Williams %Rなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ