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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/6/3のユーロドル相場の考察

昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のユーロ/ドル相場は、前日の大幅上昇の反動もあり、やや上値の重い小動きで始まりました。
欧州時間に入ると、欧州中央銀行(ECB)が定例理事会で金融政策を据え置いたものの、
2017年の経済見通しを引き下げたことなどから、一時ユーロ売りが優勢となり1.1080ドルまで下落しました。
しかし、その後ドラギ総裁が記者会見で、最近のユーロ圏債券の利回り上昇を理由に金融政策
スタンスを調整する必要はないとの認識を示したことから、ユーロの買戻しの流れとなりました。
またECBがこの日同時に発表したスタッフ予想で2015年のインフレ見通しが上方修正されたことや、
独10年債利回りが年初来の水準に上昇したこともユーロ買い要因となったと指摘されます。

さらに、5月の米供給管理協会(ISM)非製造業総合指数が前月から低下し、
ドルを圧迫したこともユーロの支援材料となりました。

このユーロの上昇では、ボリンジャーバンドの上抜けと小さなバンドウォークが確認できます。

RSIを見ると、再び高値水準まで回復しており、明日の米雇用統計を控えて
調整的なユーロ売りが上値を圧迫する可能性もありそうです。

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