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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/6/2のユーロドル相場の考察

昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のユーロ/ドル相場は、欧州時間以降に大幅に上昇する展開となりました。
ユーロ圏5月の消費者物価指数が前年比0.3%と予想以上に上昇したことを受けて、
独10年債利回りがここ2週間余りで最も高い0.7%に上昇し、2011年11月以来の
大幅な上げを記録するなどユーロ圏債券利回りが上昇、またギリシャと国際債権者が
救済策に絡んだ協議で合意に近いとの期待感から、ユーロ買いが加速しました。

さらにブレイナード米連邦準備制度理事会(FRB)理事のハト派発言、
米国国内線や米国行き国際線の航空機が爆破予告を受けたとの報道、
また予想を下振れた米国の4月製造業受注などを要因としたドル売りもあり、
ユーロ/ドルは1週間ぶりの高値1.1195ドルまで上昇しました。

テクニカルで見ると、NY朝方にボリンジャーバンドの上抜けをして以降、
強いバンドウォークが発生して、一気にユーロが上昇していることがわかります。

ただし、MACDを見るとユーロの上昇は一昨日に既に貝転換しており、
昨日のユーロ上昇を示唆する形となっていたことが確認できます。

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