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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/6/1のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のドル/円相場は、アジアから欧州時間にかけては、
手掛かり材料難で124円を挟んだ小動きとなりました。
しかし、NY時間に入ると、米供給管理協会(ISM)製造業景気指数と
米建設支出が予想を上回り、米経済の楽観的見通しと米連邦準備理事会(FRB)の
年内利上げ観測が強まるなかドルが買われる展開となりました。

5月のISM製造業景気指数は前月から予想以上に上昇し、
4月の建設支出も約6年半ぶりの高水準となりました。
これを受けてドル/円は、2002年12月以来の高値となる
124円92銭まで上昇しました。

また、ギリシャの債務不履行(デフォルト)懸念が強まり、イタリアのパドアン経済・
財務相がギリシャのユーロ圏離脱の可能性に言及したため、ユーロ売り・ドル買いが
優勢となったことも、ドル/円でのドル上昇をサポートしたとの指摘もあります。

テクニカルで見ると、米指標発表後のドル上昇局面で、
ボリンジャーバンドの上抜けとバンドウォークの発生が確認できます。

ドルは5月中旬から約5%上昇しており、心理的かつ構造的な
節目である125円水準が視野に入っているといえるでしょう。

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