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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/5/26のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、アジア時間はドルが底堅い動きながら、121円半ばで小動きに推移しました。
しかし、欧州時間に入ると、先週末のイエレン連邦準備理事会(FRB)議長の年内利上げを
示唆した発言を手掛かりにドル買いが強まり、122円に突入する動きとなりました。
年初来高値である、122円04銭を上抜けると、ドル買いがさらに加速し、
122円後半まで一気に上昇しました。

この流れで、ボリンジャーバンドの上抜けと、
強いバンドウォークが示現していることがわかります(A)
もっとも、MACDでは東京時間に既にドル買いに転換しており、
昨日はドル上昇基調が続いていたことが確認できます(B)

その後、NY時間に入ると、米国の経済指標の発表で3月のS&Pケース・シラー住宅価格指数、
4月耐久財受注コア、4月新築住宅販売件数が上振れとなり、FRBの利上げ観測が
強まったことによるドル買いで、123円33銭まで上昇しました。
この動きで、一旦収束したバンドウォーク後に再度バンドの上抜けが起きており、
ドル上昇の勢いの強さが示唆されるものとなっています(C)

マーケットでは、これまでのドル/円の上昇は本邦機関投資家が支えていた面が
強かったが、昨日からは短期の投機筋のドル買いに勢いがついたとの指摘もあり、
相場は早期に125円を目指す動きとなる可能性が強まったといえそうです。

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