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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/5/20のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

昨日のドル/円相場は、アジア時間から底堅い動きを続け、海外時間に一段の
上昇となり、約2ヶ月ぶりの高値である121円48銭をつけました。

前日に欧州中央銀行(ECB)が、量的緩和策(QE)を前倒しする方針を示唆したことによる
ドル上昇の流れが、昨日のドル/円でも影響していたと指摘されます。

また、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した4月28-29日開催の連邦公開市場委員会
(FOMC)の議事録で、「景気は6月の利上げを正当化するほど回復していない」との見方が
あったものの、今後経済が緩やかな成長へ戻り第1・四半期の落ち込みから回復、インフレも
中期目標の2%に向けて上昇するとの見通しを示したことが明らかになり、それを受けて、
金融政策が利上げの軌道にあることは確かとの見方から、ドル買いが加速しました。

テクニカルで見ても、ドルの上抜けがはっきりと示されています。
今週に入り、大きな陽線が続いており、一目均衡表の遅行スパンも
買い環境に転じていることがわかります。

強い上値抵抗であった120円半ばをクリアーに抜けたことにより、
上値余地が広がり、3月の高値122円台が視野に入ってきています。

RSIを見ても、まだ70を超えておらず、もう一段の上昇の可能性を残しています。
今週に入っての急激な上昇に対する調整の可能性はあるものの、
ドルの強い地合は続きそうです。

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