2015/5/19のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
昨日のドル/円相場は、アジア時間は材料難で119円後半での小動きが続きましたが、
海外市場ではドルが大きく値を上げる展開となりました。
4月の米住宅着工件数が市場予想を上回り2007年11月来で最高となったほか、
増加率が1991年2月以降24年2か月ぶりの高い伸びを記録したため、
早期利上げ観測に伴うドル買いが加速、一時120円74銭まで上昇しました。
また、ギリシャ懸念がくすぶる中、クーレ欧州中央銀行(ECB)理事が流動性の問題から
必要とあれば国債買い入れを増やし、7月中旬より前にQE(量的緩和)のペースを加速する
可能性を示唆したことに続き、ノワイエ仏銀総裁も2%近くにインフレを上昇させるために
「必要とあれば追加措置を実施する用意がある」と発言したためユーロ売り・ドル買いが加速し、
この影響でドル/円でのドル買いもサポートされたとの指摘もあります。
テクニカルで見ると、米住宅着工件数発表後のドル急進で、
ボリンジャーバンドの上抜けとバンドウォーク発生が確認できます(A)。
ただし、MACDを見るとバンドウォーク発生前に、既に買い転換しており、
MACDの先行性を示すものとなっています(B)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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