TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2015/4/10のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2015/4/10のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


拡大画像はこちら

チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

先週のドル/円相場は、前週の米雇用統計後のドル下落の反動もあり、
週初からドルが買い戻される流れが続きました。
118円台後半で始まったドルは、週末には一時120円74銭まで値を戻しています。

3月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、数名が6月会合で利上げが正当化されると
予想していたことが判明し、早期利上げ観測が再浮上したことが週後半のドル買いにつながりました。
また、米財務省半期為替報告書で円安批判が無かったこともドル買い要因になったとの指摘もあります。

テクニカルで見てもドルの戻し基調がはっきりとしていました。
前週末にドルの底打ちを見た後の上昇で、120円前半にあった
ネックラインを抜けダブルボトムを完成させています。
また、先行スパンの雲の上限が一貫して上昇しており、
これに支えられてドルが上昇していることがわかります(A)

遅行スパンもローソク足に絡みながら同期の動きを続けており、
この流れでは今週もドルの上昇が期待されます(B)

RSIも中立水準まで戻った状態で、まだ上昇余地を大きく残しているといえるでしょう(C)

ただし、今月28日の日米首脳会談に向けてドル高・円安抑制への警戒感が広がっていることや
G-20財務相・中央銀行総裁会議での為替協議の思惑が浮上しており、
今週以降は投機的なドル買いは抑制される可能性には留意しておきたいところです。

提供: FXトレーディングシステムズ
一目均衡表RSIなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ