2015/4/8のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
昨日のドル/円相場は、東京時間朝方からドルの上値が重く、じりじりと値を下げる動きとなりました。
日銀が金融政策の現状維持を決めたと正午過ぎに発表し、120円20銭付近にあったドルは
120円を割り込み、その後も弱含んで119円後半での推移となりました。
市場の一部では昨夕あたりから、日銀が決定会合で追加緩和を実施するとの思惑が浮上し、
海外勢を中心に円を売る動きが強まって120円を回復した経緯があったと指摘されます。
しかし、NY時間に入るとドルも底打ちし値を戻し始め、さらに米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した
3月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で数人のメンバーが「6月の利上げが正当化される可能性」
を指摘したことが明らかになるとドル買いが再燃し、120円31銭まで上昇しました。
テクニカルで見ると、MACDが一昨日の海外市場で売り転換し、東京時間でのドル下落を示唆していること、
NY時間には買い転換し、その後のドルの戻しを予想させる形となっていることが確認できます。
本日の東京時間では、目立ったイベントや指標発表が予定されていないため、
MACDの示唆するように、海外市場の流れを引き継ぎ、ドル買いが継続しそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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