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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/02/09のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日、指摘したように小動きとなった相場はサポートラインAレジスタンスラインBに挟まれた三角持ち合いを形成していましたが、東京の10時前後にしっかりとこの三角持ち合いを上抜けることとなりました(C)

その後、15時にはボリンジャーバンドがバンドの拡大を伴ったブレイクアウトとなり、バンドウォークが起きています(D)

しかし、2月4日の急落後、翌日の反発でも上値を抑えられた90円水準が上値抵抗となっていること(F)、1時間足のバンドウォークの平均的な継続時間である4~5時間が経過してしまったことなどから、89円前半へ押し戻される動きとなりました。

ただし、その押しもサポートラインAに支えられ(E)、再度上値抵抗を試す動きでNYの引けを迎えています。
サポートラインが維持されているため上昇トレンドを維持した形となっており、これはRSIがサポートラインGで支えられ上向きの力を維持していることでも確認されます。

【テクニカル一口解説】

1. ボリンジャーバンドとボラティリティ
ボラティリティとは価格の変動の度合いのことを言います。ボラティリティが大きい=変動の大きい荒れた相場といえるでしょう。
ボリンジャーバンドではバンドの幅がボラティリティを表します。つまり、バンドの幅の推移を見ることで相場の状況が分かるということになります。
現状の動きを見るとバンド幅の拡大を見ても、過去の拡大に比べ動きが小さいことが観察されます。これは、先週のドル急落により相場が痛み、次の大相場へのエネルギーがまだ蓄積されていないことを表し、このような状況のときには素早い回転売買が有効となります。

2. ローソク足トレンドとRSIトレンド
上述のように、現在はローソク足もRSIもともに上昇トレンドにあることが観察されています。これは、相場の上昇トレンドが維持される可能性が高いことを示しています。
逆に、トレンドが異なる場合を「ダイバージェンス」と言い、相場反転の可能性を示唆するシグナルとなります。

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