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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/3/6のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

先週のドル/円相場は、本田内閣官房参与が「120円を上回るドル高・円安は、
支持できない」と円安進行を牽制する発言があったものの、6月米国利上げの
思惑が広がり、日米金利差の拡大を期待したドル買いが継続する動きとなりました。
週末には、注目の米雇用統計で、非農業部門雇用者数が29万5000人増と、
予想の24万人を上回って増加したほか、失業率が2008年5月以来の水準となる
5.5%に低下したことを受けてドル買いが強まり121円28銭まで上昇しました。

テクニカルで見てもドルの強さは際立っており、
一目均衡表の三役好転は維持された状態となっています。
遅行スパンを見ても、ローソク足と逆行して力強く上昇しており、
相場に勢いがあることを窺わせます。

もっとも、RSIを見ると、今年に入って上限で抵抗してきた60レベルを一気に
上回ってきており、そろそろ買われ過ぎ水準に入っていることがわかります。
このままRSIの高値水準を維持したまま、価格は上昇する場合は、
強いトレンド発生となる可能性があるものの、相場の過熱感には注意していきたいところです。

とはいえ、先週の米雇用統計の結果を受けて来週の連邦公開市場委員会
(FOMC)で、「忍耐強く」という文言が削除される可能性があり、今週も
利上げへの期待の高まりがドル相場に対する支援材料となる展開が続きそうです。

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