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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/2/20のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円相場は、ギリシャ債務協議は難航するとの思惑でリスク回避的なドル売りが
優勢となる場面があったものの一定の条件付きでギリシャへの融資継続が合意されたこと、
黒田日銀総裁が「目標達成に必要なら躊躇なく調整する。10月の追加緩和で何かマイナスの
効果があったとは思わない」と述べたことなどを受けて、ドルは対円で底堅い動きを続けました。

テクニカルで見ると、先行スパンの雲を上抜けていますが、今週は雲がねじれとともに薄くなり、
やや下値不安が高まる可能性が示唆されています(A)

遅行スパンもローソク足を上抜いて、買い環境となっているものの、同期の動きが強まれば
ドルを下方向へ引く力が強まる可能性もあり、注意が必要と思えます(B)

さらに、Williams %Rを見ても、水準こそ中立に近い位置にありますが、方向性としては
下方向であり、ドルの下値リスクが気になるところです(C)

今週は、イエレンFRB議長の24日上院銀行委員会、25日下院金融委員会での金融政策
および経済情勢に関する半期に一度の議会証言に注目が集まりそうです。
従来通りに4月以降の利上げ開始の可能性を再確認した場合は、ドルは底固めを負えて
上昇することが期待できますが、ハト派的な内容に同調した場合はドル下落リスクが高まる
ことには留意しておく必要がありそうです。

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