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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/2/13のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

先週のドル/円相場は、週央にギリシャ救済策の合意期待を受けたリスク選好の円売りや
米国債券利回りの上昇に伴うドル買いが優勢とり、120円48銭まで上昇する局面も
ありましたが、週後半では日本銀行関係者から追加緩和に否定的な見解が示されたことや
1月の米小売売上高の減少などを嫌気して、リスク回避的なドル売りが優勢となり
118円42銭まで反落する動きとなりました。

週央のドル上昇時には先行スパンの雲をクリアーに上抜け、ドルの一段の上昇が
期待されましたが、週末の反落で再び雲の中の押し込まれており、相場は
明確な方向感が欠けた状況となっています(A)

また、遅行スパンは一時的にローソク足を上抜け、買い転換してものの、再び押し込まれており
ローソク足と同期する動きとなっています。
この同期の動きが続くのであれば、今週はドルが下方向へ引き寄せられる力が強まることが
示唆されており、下値不安が大きくなってきます(B)

もっとも、RSIはまだ50を下回ることなく推移しており、明確な方向性はないものの、
下落リスクも大きくなっているとは言いがたい形です(C)

本日は、米国がプレジデンツデーの休日で株式市場と債券市場が休場であり、
またギリシャの債務問題が協議されるユーロ圏財務相会合を控えているため、
一方向へは動きにくく118円後半での持合いが続きそうです。

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