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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/2/6のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

先週のドル/円相場は、ギリシャの反緊縮政権とトロイカ(欧州連合・国際通貨基金・欧州中央銀行)との
債務交渉への警戒感、ウクライナ情勢の緊迫化などでリスク回避の円買い圧力が強まったことで
上げ渋る展開となったものの、週末の米雇用統計が予想を上回る強いものであったことから反発し、
1月12日以来の高値119.23円まで上昇、ほぼ高値圏で週を越えています。

米雇用統計は、非農業部門雇用者が、+25.7万人と市場予想+22.8万を上回り、前月分も
+25.2万人から+32.9万人に上方修正されたうえ、平均時給は市場予想の+0.3%を上回る
+0.5%となりました。
足元、ぱっとしない米経済指標が続いたため、米国の利上げ時期が後ずれするとの観測が
くすぶっていましたが、雇用統計がこうした見方を打ち消す格好となり、ドル買い圧力が強まりました。

ただし、テクニカルで見ると、このままドル上昇となるかは不透明といえます。
相場は、まだ先行スパンの雲の中にあり、これをクリアーに上抜けることができるかが
注目されます(A)

遅行スパンはまだ売り環境にあり、ローソク足との関係では、今週も下方向への力が強いように見えます(B)

また、RSIを見ても、右肩上がりで上昇基調とは言えるものの、水準的には中立水準の範囲内となっており、
明確な上昇を見込める形にはなっていません(C)

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