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テクニカルで検証する昨日の相場

2015/1/2のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

先週のドル/円相場は、年末年始の模様眺めのムードの中、120円を挟んで高値持合いの
動きとなりました。
米国7-9月期の国内総生産(GDP)確報値が前期比年率+5.0%へ上方修正されたこと、
ニューヨーク・ダウが史上最高値を更新したこと、日本の11月のインフレ率が前年比+2.7%と
低迷したことがドル買い要因となったものの、米国の11月のインフレ率が前年比+1.4%と
低迷したこと、ギリシャ議会の第2回大統領選挙で次期大統領の選出が出来なかったことなどが
ドルの上値を抑え、明確な方向性のない動きが続きました。

今週は、米国12月の雇用統計(予想:失業率5.7%、非農業部門雇用者数:+24.0万人)、
安倍第3次政権による景気対策、ギリシャ議会での大統領選挙などを見極める展開となりそうです。

また、本日は、朝方にユーロが急落しており、これが円の下値を支える可能性もありそうです。
ユーロは、ギリシャに対する不透明感や、ECBの追加緩和に対する思惑が引き続き圧迫要因となり、
週明けの取引量が薄いなかで、1.20ドルに観測されたバリアオプションをこなすと、1.1861ドルと
2006年以来の水準まで下げ幅を拡大しました。

ただし、テクニカルでドル/円を見ると、ドルの上昇基調に変化は内容に見えます。
一目均衡表では、三役好転を続けており、遅行スパンとローソク足に関係からも、今週はドルの
上昇が期待されるかたちとなっています。

RSIを見ても、中立水準から徐々に上昇してきており、ドルの底堅さを示唆する形となっています。

もっとも、本日から東京勢が市場に復帰しますが、まだ正月ムードが残っており、本格的な動きは
海外市場からになりそうです。

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