2015/1/5のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。
昨日のドル/円相場は、アジアから欧州の時間帯にかけては、120円台前半で明確な方向性がなく、
急落しているユーロの動向をにらみながらの持合いの動きが続きました。
東京午前にボリンジャーバンドのロアーバンドにタッチしに行く局面があったものの、バンドは
横ばいを続け、その後もバンドの中での動きに終始していました。
NY時間に入ると、大幅安となったダウ平均を背景にリスク回避の円買いが優勢となり、ドル/円は
120円を割り込むと下げ足を速め119円前半まで軟化する動きとなりました。
欧州中央銀行(ECB)の量的緩和(QE)導入観測、ドイツのインフレ低下、ギリシャ選挙への
懸念を受けたユーロ売りに、ユーロ/ドルが9年ぶりの安値圏へと下落していることも、リスク回避の
円買いを強めたと要因といえます。
120円割れの下落の局面で、ボリンジャーバンドを大きく下抜け、バンドウォークが示現していることが
確認できます。
また、MACDを見ると、東京時間に買い転換の兆しがあったものの騙しに終わっており、その後も
一貫して売りサインが続き、ドルの弱さを示唆するものであることがわかります。
提供: FXトレーディングシステムズ
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