2014/12/19のドル円相場の考察
先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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先週のドル/円相場は、週初に原油下落に伴うロシアの通貨ルーブルの急落を意識したリスク回避的な
円買いが強まり、一時115円57銭まで下落する局面があったものの、17日開催の米連邦公開市場委員会
(FOMC)で、フォワードガイダンスが「金利正常化まで辛抱強くなれる」、と変更されたことや
イエレンFRB議長が2015年4月以降の利上げ開始を示唆したことで、日米金利差の拡大を意識した
ドル買いが持ち込まれ、119円62銭まで値を戻し、高値圏で週を越えました。
テクニカルで見ると、売り転換の可能性が高まった遅行スパンの動きも回復に転じており、
ローソク足でも長い下ヒゲで底打ちした翌日の大陽線で目先の調整のドル下落が終了したように
思われます。
Williams %Rも大きく回復してきており、短期的なドル下落圧力が弱まったことが確認できます。
今週は、ギリシャ議会での2回目の大統領選出投票、日本の11月のインフレ率などを見極める
展開となりそうですが、23日は東京市場が休場、25日は米英独市場が休場、26日は英独市場が
休場となることで、模様眺めムードの強い年末相場となる可能性が高いものと思われます。
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