2014/12/17のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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昨日のドル/円相場は、東京時間で日本株の回復を受けて底堅く推移し117円台へ
値を戻す動きとなりました。
もっとも、株価の上昇は連日の大幅下落からの自律反発の域を出ないとの見方も強く、
その後は米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え手控えムードとなり、ドルは方向感が出ず、
116円後半を中心 にもみ合いとなりました。
海外時間に入ると、ドルの押し目買い意欲が強まり117円台を回復、さらに原油価格の反発や
ロシア政府・中央銀行による安定措置を好感したルーブルの反発を受けてリスク回避の円買いが
後退する動きとなり、117円半ばまで上昇しました。
注目のFOMCでは、ガイダンス箇所における事実上のゼロ金利政策を「相当な期間」続けるという
文言を修正し、米経済に自信を表明する形で来年中の利上げについて強いシグナルを送ったことや
イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の会見における発言で、FRBの利上げへの道筋に
大きな変化はないことが示されたことで、ドル上昇に弾みがつき、118円90銭まで上昇しました。
ただし、テクニカルで見ると、FOMC後の大きく上昇していますが、その前に既にボリンジャーバンドの
バンドウォークが始まっていることがわかり、相場の流れはドルのショートカバーに傾いていたことが
確認できます(A)。
また、MACDを見ても、昨日は終始買いサインを続けており、これもドルの買い戻し意欲が強かったことを
裏付けるものとなっています(B)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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