2014/12/16のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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昨日のドル/円相場は、大幅に下落し、一時11月17日以来の安値となる115円58銭をつける動きに
なりました。
原油安が継続していることで、資源国ロシアのルーブルが急落したほか、エネルギー関連の株式等も
下落し、投資家心理の悪化がドルを圧迫し、安全資産である円の需要を高める結果となっています。
また、ドル/円はこれまでの急速なドルの上昇で、ドル・ロングがつみあがっており、その巻き戻しが
強く出ている状況といえます。
テクニカルで見ると、MACDが先週の買い転換が騙しに終わって売りサインを明確にしてきています。
本格的に調整局面入りしたことが窺える形といえるでしょう。
昨日の安値は上昇幅の38.2%戻し水準で止められており、その後の反発で長い下ヒゲとなっています。
短期的には、底を打った可能性がありますが、昨日の安値水準を下抜けた場合は、上昇の50%押しである
113円半ばが視野に入ってきてしまいます。
また、現状水準を維持したとしても、週後半には遅行スパンの陰転の可能性が高く、相場の潮流が
変化するのかどうかクリティカルな局面に入ってきているのかもしれません。
提供: FXトレーディングシステムズ
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