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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/11/14のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円相場は、消費増税延期、衆院解散総選挙の可能性が高まったことや日経平均株価が
大幅高となったことなどを背景に、一時116円82銭まで上昇する展開となりました。
米国の景況感回復を受けて、米国連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測が高まったことも、
ドル買い要因となったとの指摘もあります。

また市場では、週末に開催されたG20首脳会議で、急速な円安に対する牽制発言もみられなったことで、
もう一段の円安進行余地が出てきたとの見方が強まっています。

テクニカルで見ても、先週は高値持合で天井感が出始めたものの、週末の上昇で高値を更新したことで、
上昇の勢いを維持していることが示されました。

Williams %Rが高値圏に張り付いたまま、相場が上昇していっている形となっており、オシレーター系の
テクニカルが機能していない典型的なトレンド相場となっていることがわかります。

今週のドル/円相場は、本日発表される日本の7-9月期国内総生産(GDP)速報値を受けて、
消費増税先送り、衆院解散総選挙が決定される見込みとなっており、消費増税の先送りは
株高につながる可能性があるため、ドルはもう一段上昇する展開が予想されます。

もっとも、株式相場は消費増税の先送りを先取りする形で上昇を続けており、増税判断が
先延ばしされれば、いったん調整が入る可能性もあることには留意が必要でしょう。

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