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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/11/13のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、115円台で足踏みの動きとなりました。
安倍首相が12月に衆議院解散・総選挙に踏み切り、消費税率引き上げを先送りする公算が
大きくなったとの見方が円売りを誘う一方、ダドリーNY連銀総裁が時期尚早の利上げを警告したことや、
米国の失業保険申請件数が予想を上振れたため債券利回り低下がドル売りにつながり、
方向感を見出しにくいマーケットとなっています。

テクニカルで見ても、ボリンジャーバンドはバンドの幅を縮めて来ており、相場に勢いが
なくなっていることが判ります。
ややアッパーバンドの絡む時間が長いため、ドル高優勢とはいえますが、バンドブレイクの
方向には注意が必要でしょう。

MACDを見ても、シグナルと交錯しており、方向性が見えません。

本日は注目指標が欧州、米国から相次いで発表されます。
欧州ではフランス、ドイツ、ユーロ圏の第三四半期のGDP(速報)が発表され、米国では10月の
小売売上高の発表があります。
米小売売上高では、年末商戦に向けて個人消費は堅調さを増すことが期待され、
ドル高への期待がかかります。
また、週末にはG20財務相会合が予定されており、円安への各国の評価が為替相場の
焦点となる可能性もあることには留意しておきたいところです。

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