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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/10/29のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、アジアから欧州時間にかけては米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちで
模様眺めとなり、108円近辺での小動きが続きました。

その注目されたFOMCでは、米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和第3弾(QE3)の終了を決定したほか、
労働市場での評価で「著しい活用不足」との文言を削除し、「失業率は低下し、雇用は堅調に増加している」と
予想外に判断を上方修正し、またインフレへの懸念も緩和させたために早期利上げ観測が再燃し、
ドル買いが加速する動きとなりました。

この流れでボリンジャーバンドを情報ブレイクし、強いバンドウォークが示現し、ドル/円は一気に3週間ぶりの
高値である108円94銭まで上昇しました(A)

ただし、MACDを見るとFOMCの結果発表を前に既に買い転換する兆しを見せており、大きな流れとしては
ドル上昇基調にあったことが伺えます(B)

FRBがQE3を終了したことで、市場は利上げのタイミン グの見通しを2015年10月から6月へとシフトしつつあり、
ドル上昇相場の再燃が期待されるところです。

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