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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/10/24のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

先週のドル/円相場は、週初は106円前半で始まったものの、
10月28-29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和第3弾が終了する可能性が高まったこと、
31日の日本銀行金融政策決定会合で追加緩和が協議されるのではないかとの期待感が高まったことなど
日米の金融政策への思惑から、一時108円35銭まで上昇する展開となりました。

ニューヨーク市の医師がエボラ出血熱陽性と診断されたことでドルの上値が重くなる局面もありましたが、
NYダウの上昇を意識したドル買いではドル/円は108円台前半の週高値圏で週末の取引を終えています。

テクニカルを見ると、10月1日の高値からの調整のドル下落に対する61.8%戻しを達成していることがわかります(A)
現状は、この水準でとどまるのか、上抜けることが出来れば全値戻しである110円を目指すことが
出来るのかのポイントにいるといえます。

遅行スパンとローソク足の関係を見ると、現状ドル売り環境が続いているものの、順行関係となっていることから、
今週はドルが底堅い動きとなる可能性が高く、もう一段にドル上昇を期待したいところです(B)

もっとも、RSIを見ると、中立水準の50にまで戻っており、明確な方向性はありません。
ただし、RSIも上昇基調にあると捉えればドルのもう一段の上昇の可能性も否定できないともいえるでしょう(C)

今週は、28-29日の連邦公開市場委員会(FOMC)、
31日の日本銀行金融政策決定会合と日米の金融政策の行方が注目されることになりそうです。

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