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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/10/17のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円相場は、世界的な景気減速懸念が高まったことや世界的な株式市場の
下落を受けたリスク回避の円買いやエボラの米国での感染拡懸念によるドル売りなどで、
105円23銭まで下落する展開となりました。

しかし、週末には米地区連銀経済報告(ベージュブック)でドル高への警戒感が示されなかったことや
ブラード米セントルイス地区連銀総裁が量的緩和第3弾(QE3)終了の先送りを表明したことで
NYダウは反転し、リスク回避的な円買い・ドル売りは一服して、106円台後半で週を越えています。

ただしテクニカルで見ると、調整のドル安が終わったとは判断しにくい状況です。
先行スパンの雲が厚みを増しながら切りあがってきているため、ドルの下支え効果は
あるように見えますが、ローソク足を見ると、水曜日の下落幅を週末までに回復できておらず、
まだ下値不安が残った形状といえます(A)

遅行スパンもローソク足を下回ったままで、まだドル売り環境にあることがわかります(B)
もっとも、ローソク足と遅行スパンの関係を見ると、今週はローソク足が急速に上昇しており、
遅行スパンが順行するならば、ドルの上昇とともに、陽転する可能性も残っており、動きを
見極めたいところです。

Williams %Rは中立水準まで戻ってきており、どちらへ動くか明確な方向性は出ていません(C)

今週は、先週の動きでドル上昇の調整が終了したのかどうか、慎重に見極めることとなりそうです。

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