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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/10/6のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日のドル/円相場は、先週末のドル上昇に対する利食いに押される展開となりました。
東京時間朝方は輸入企業のドル買いが観測され109円95銭まで上昇しましたが、
一巡後は短期筋の利食いに押されたほか、輸出企業のドル売りも流入し、じりじりと
値を消していきました。

東京時間から欧州時間にかけてのドル安は、ボリンジャーバンドの中をアッパーバンドから
ロアーバンドに向けて下落していることで調整の動きといえます。
DMIを見ても、この間ADXが下落しており、この動きが先週末の上昇に対する調整であった
ことがわかります。

NY時間に入っても、利益確定のドル売りは断続的に続き、109円を割り込む動きとなりました。
米商品先物取引委員会(CFTC)が発表した9月30日週のIMM通貨先物の非商業(投機)部門の
取り組みで、ドルのネットの買い持ち額は373億6000万ドルと、前週の358億1000万ドルから
増加しており、7週連続でネット買い持ち額が300億ドルを超えています。
短期筋のポジション調整のドル売りが出やすい環境となっているといえます。

NY時間では、ボリンジャーバンドは下方向のバンドウォークを示現しており、ドル売りに勢いが
ついた形となっています。
また、ADXも上昇に転じており、同じドルの下落といってもNY時間は調整からトレンドに変化した
ことを示唆しているといえるでしょう。

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