2014/10/3のドル円相場の考察
先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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先週のドル/円相場は、週初からドルが堅調な動きで、2008年8月以来の高値110円09銭まで
上昇しました。
日米の景況感格差、金融政策の乖離観測が要因と指摘されます。
その後、香港民主化デモの拡大や米国でエボラ感染患者が確認されたことなどを背景とした
株安に連れてリスク回避の円買いが優勢となり、108円01銭まで下落する展開となりました。
しかし、週末の米雇用統計では、失業率が5.9%へ低下し、非農業部門雇用者数が前月比
+24.8万人の増加となったことを好感してドルは109円台後半まで反発して週を越えています。
テクニカルで見ると、急激なドルの上昇に対する調整の動きがあったものの、週末の大陽線で
調整色を打ち消されています。
一目均衡表での三役好転には、なんら変化はなくドル上昇トレンドが続いているように見えます。
ただし、先週の高値110円09銭を上抜けない限り、高値保ち合いのムードは残っており、
調整の可能性を秘めていることには留意が必要でしょう。
Williams %Rを見ても、週末に急速に持ち直して、再び高値水準まで戻っているため、ドル上昇圧力が
続いているものの、高値警戒域にとどまっていることが示唆されています。
提供: FXトレーディングシステムズ
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