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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/10/2のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の1時間足、パラボリック(Parabolic)MACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、東京朝方は本邦輸入企業からのドル買いが下値を支えましたが、
午後になると株安を受けた円買いにじりじりと押される展開となりました。

海外市場に入ると、米商務省発表の8月製造業新規受注が予想より弱くドルが売られたことに加えて 、
米国内でのエボラ出血熱感染拡大懸念で、安全資産として認識されている円に買いが入り、
ドル/円は一時108円01銭まで下落しました。
ドラギECB総裁が追加緩和を示唆しなかったことに失望した株安に連れてリスク回避の円買いに
拍車がかかったとの指摘もあります。

テクニカルで見ても、ドルが軟調なことが確認できます。
パラボリックは、東京時間に一時的に買い転換したものの持続時間は短く、ほぼ一貫して
ドル売りのサインを続けています。

MACDを見ても、一昨日に売り転換してから売り圧力が強かったことが観察されます。
もっとも、NYの引けにかけてはMACDとシグナルが交錯してきており、下げ止まりの可能性を
示唆するものとなっています。

本日は米雇用統計が発表され、結果いかんによって市場は大きく反応しそうです。
現状は、110円に到達したことからの調整となっていますが、雇用統計の結果が良ければ、
米国の利上げ期待が高まり、再度110円超えをトライする流れに戻る可能性もありそうです。

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