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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/9/17のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、アジア時間から欧州時間にかけては、注目の米連邦公開市場委員会
(FOMC)の声明をひかえて、模様眺めの動きが続きました。

テクニカルで見ても、相場はボリンジャーバンドの中の小動きとなり、MACD
買い環境とはいえ緩やかな上昇にとどまっています。

NY時間に発表された、米連邦準備理事会(FRB)がFOMCの声明で、市場の期待に反し
資産買入れ修了後も事実上のゼロ金利政策を「相当な期間(considerable time)」
維持するとの文言を残し、また労働市場にはスラック(緩み)があるとの懸念を表明しましたが、
一方で同時に公表された経済・金利見通しで、前回6月に示されたよりもより速いペースでの
利上げが見込まれていることが明らかになったことがドル買いにつながり、ドル/円も
急騰する展開となりました。
ドル/円は、2008年9月中旬以来の高値水準となる108円10銭の高値をつけています。

テクニカルには、この流れでボリンジャーバンドが急拡大し、情報バンドウォークが発生し、
ドルの上昇力の強さを示しています。
また、MACDも急騰しており、これもドルの上昇力を確認するものといえます。

ドル/円は、強い上昇トレンドに入っており、日足ベースで見るとオシレーター系の指標が
まったく機能しない状況となってきています。
このような場合は、レベル感からの逆張りは非常にリスクが高いことには留意しておきたいところです。

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