2014/9/19のドル円相場の考察
先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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先週のドル/円相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)で、2015年-2017年の
政策金利見通しが上方修正されたことで、想定以上に速いペースで金融引き締めに
動くとの見方が浮上し、ドルが上昇する展開となりました。
また、スコットランド独立が否決されたこともリスク回避の円買いを後退させ、
ドル上昇の支援材料となりました。
ドル/円は、2008年8月以来の高値である、109円46銭まで上昇しました。
テクニカルで見ると、ドルの上昇トレンドの強さが伺えます。
平均足は、8月29日以降、陽線を続けており、相場が反転調整する兆しは
まだ出ていません。
ただし、ボリンジャーバンドのロアーバンドがアッパーバンドとともに上昇に転じており、
強く上方向へのバンドウォークが起きて急騰するというよりは、趨勢的な上昇が
続いている状況といえます。
RSIを見てみも、高水準に張り付いており、価格の上昇についていけずにいます。
オシレーター系の指標が機能しない状況は、トレンドがはっきりしているときに起こり、
このような状況では安易な逆張りはリスクが高いといえます。
とはいえ、1ヶ月で7円近くもの上昇となっており、投機筋の円売り・ドル買いポジションも
大きく積み上がってきているため、短期的な調整への警戒はしておく必要があるのかもしれません。
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