2014/8/12のドル円相場の考察
昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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東京朝方から、前日の流れを受け継ぎ緩やかなユーロ売りが続いていましたが、欧州時間に入ると予想以上に落ち込んだドイツの8月ZEW現況指数を嫌気したユーロ売りが加速し、1.3337ドルまで下落しました。
また、ユーロ売りに背景には、ロシアが「人道支援」と称しウクライナ国境付近に向けてトラック車列を出発させたとの報道などが緊張を高めたこともあったとの指摘があります。
ボリンジャーバンドのロアーバンド近辺をじりじり押し下げられていた相場も、このユーロ売り局面では小さなバンドウォークを形成していることが判ります(A)。
しかし、その後NYの午後にかけてはユーロのショートカバーが優勢となり、ユーロ/ドルも1.3370ドル近辺まで値を戻して引けています。
もっとも、価格的な戻りは昨日の欧州スタート時水準までの戻りにとどまっているものの、RSIはその時点の水準をはるかに上回り、既に買われ過ぎに80レベルを超えています(B・B’)。
これは、ユーロの流れが下方向に傾いており、相場の戻りに限りがあることを示しているものと考えられます。
本日のユーロ/ドルは下値不安は残っており、今月6日に つけた9カ月ぶり安値の1.3331ドルが視野に入った状況に変化はないものと思われます。
提供: FXトレーディングシステムズ
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