2014/7/30のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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昨日のドル/円相場は、週末の米雇用統計を待たず、久しぶりの大きな動きとなりました。
ドルは、欧州時間からじりじりと上昇した後、NY時間に発表された第2・四半期の
米実質国内総生産(GDP)が市場予想を上回ったことでドル買いが先行し、
一時3ヶ月ぶりの高値103円08銭をつけました。
しかし、その後のFOMCは声明で失業率の低下を指摘し、インフレ率が2%の
目標値に向かって上昇していることに自信を深めた様子を示したものの、
同時に労働市場の緩みへの懸念をあらためて示し、 利上げを急がない姿勢を
確認したことから、FOMCがタカ派的姿勢を強めるとの市場観測が裏切られ、
ドルは上昇の勢いを失うこととなりました。
DMIを見ると、欧州でのゆっくりとしたドル上昇時に既にADXが上昇に転じており、
早い段階でドルの上昇がトレンドとなる可能性が示唆されています(A)。
GDP発表後のドル上昇では、ボリンジャーバンドの上抜けとバンドウォークを確認でき、
強い勢いがあったことがわかります(B)。
週末の雇用統計でも良い内容が期待されており、期待通りであればドルの上昇に
弾みがつきそうですが、予想を大きく下回るとドルは再急落のリスクもあり、
週末に向けてのサプライズリスクはドル安方向にあるといえそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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