2014/5/19のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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昨日のドル/円相場は、朝方から方向感に乏しく、午前7時から正午までの値幅は11銭と
極めて狭いレンジに収まった動きとなりました(A)。
午後に入って日経平均が14,000円を下回ると下落し始め、さらにオプション関連の売り玉の
流入もあり、じりじりと下値を切り下げる展開となりました。
海外市場に入ると、米景気回復の先行き不透明感から、米国債利回りがこのところ
低下傾向にあることを嫌気し、ドルは一段と下落、一時3ヵ月半ぶりの安値である
101円07銭をつけました。
この流れで、ボリンジャーバンドを下抜き、バンドウォークが形成されています(B)。
もっとも、MACDを見るとバンドウォークが始まる前に売り転換していることが確認でき、
MACDの先行性を示した形となっています(C)。
しかし、NY市場の午後にかけては、ショートカバーが入り、再び101円半ばまで値を
戻す動きとなっています。
本日から日銀の金融政策決定会合が始まりますが、大方の見方は追加緩和見送りとなっており、
ドル/円相場への影響は限定的で、「米国債利回りが依然として主要テーマになっているため、
市場は米国債利回りの低下に影響を受けやすいというのが市場の共通認識である」との指摘もあります。
提供: FXトレーディングシステムズ
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