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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/5/9のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表MACDを表示しています。

先週のドル/円相場は、前週発表された米国4月の雇用統計が改善(失業率:6.3%、
非農業部門雇用者数:前月比+28.8万人)したことで103円02銭まで上昇したものの、
労働参加率の低下や長期失業率の高止まりなど、労働市場の低迷が確認されたことで、
102円台での始まりとなりました。

その後は、イエレンFRB議長が労働市場の低迷や低いインフレ率への懸念から、
「高水準の金融緩和策」を継続すると議会証言したこと、日本銀行金融政策決定会合で
現状の金融政策の維持が決定されたこと、さらにウクライナ情勢が緊迫の度合いを増したことなどを
材料とし、ドル安・円高の流れが続き、101円43銭の安値をつけました。

テクニカルで見るとドルの上値は重いものの、明確な方向性に欠けるように見えます。
ドルは上値を切り下げてきているものの、下値はサポートラインSで支えられており、
このレインを下抜けるまでは相場は持合いを続けることとなりそうです。

また、遅行スパンを見ると、週初は相場を下方向に引く力が強く見えるものの、現状水準を
維持できれば、週後半に陽転の可能性が高く、さらにその後はドル高方向への力が働くように
見えます(A)

ただし、MACDは明確にドル売りサインを続けており、反転するには時間がかかりそうなため、
ドルの上値は重く、101円台で方向性のない動きを続ける可能性が高いように見えます(B)

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