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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/5/7のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]

チャートは、ドル/円の1時間足、パラボリック(Parabolic)MACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、東京時間には日経平均の下げを嫌気して軟調に推移しました。
本邦輸入企業のドル買いが下値を支えたものの、じりじりと押し下げられ
一時101円43戦まで下落しています。

その後、欧州時間になるとイエレンFRB議長の議会証言を控えポジション調整の動きとなり、
ドルの買戻しが入り101円後半まで上昇しました。

しかし、イエレンFRB議長の議会証言では「労働市場にみられる大幅な需給の緩みと
低水準のインフレを踏まえると、高水準の金融緩和が正当化される」と主張したことを受けて、
米長期金利が低下し、ドル/円も再び101円半ばまで押し戻される展開となっています。

ただし、テクニカルで見ると、昨日の欧州時間以降ドルの堅調さが維持されていることがわかります。
パラボリックは、昨日NY時間前に買い転換して以降、イエレン証言の下落にもかかわらず
買いサインを維持しており、MACDも欧州で一時売り転換したものの騙しに終わって、
終始ドル堅調を裏付ける形となっています。

もっとも、102円台はすでに重いムードとなっており、本日も株式市場をにらみながら
101円台で方向感のない動きが続き可能性が高いように思われます。

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