TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2010/02/01のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2010/02/01のドル円相場の考察

昨日のドル円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

添付チャートは、ドル/円の1時間足、2σのボリンジャーバンドMACDを表示しています。
まず、週明けの東京市場は先週末のNY終値を大幅に下回ってスタートしました。NYの終値が90.20円付近で、週明け7時の東京スタートが89.80円あたりですので、約40pipsのギャップダウンとなりました。

しかし、89.80円近辺には1月27日の安値89.15円(L)からのサポートラインAがあり、またこの安値から1月29日の高値90.90円(H)までの上昇の61.8%リトレースメントラインBも控えていることでサポートされたといえます。

その後は、じりじりとドルが値を戻す動きが続き、サポートラインCに支えられる形で堅調に推移しました。
24時に米ISM製造業景況感指数の発表があり、予想を上回ったことが好感されドルが上昇し、ボリンジャーバンドではバンドの拡大を伴ってアッパーバンドを突き抜けたことで上昇が加速しています。(D)ただし、2時間後には反転に転じている動きは、金曜日の米GDP発表後の動きの再現のようです。


その後は利食いのドル売りに押され90.60円レベルで東京に帰ってくる動きとなりました。
NYの引けに関してはMACDが反転下落となるのか、再び上向きとなるのか微妙な動きであり、要注目といえそうです。(E)

【テクニカル一口解説】

1. サポートライン
サポートラインは上昇トレンドを確認するラインです。相場の振幅の底をつないでラインを引きます。
また、サポートラインは下値抵抗線ですので、ラインを下抜けるところに損切り注文を置くと効果的といえます。

2. フィボナッチリトレースメント
相場は一方向に動いた後、調整的な戻りの動きがつくられます。この調整的な戻りの目安となるのがフィボナッチリトレースメントです。フィボナッチ級数では38.2%と61.8%が重要とされており、相場の戻りも上昇幅や下落幅の38.2%戻しや61.8%戻しで止まる可能性が高いといわれています。
また、経験則的に50%(半値)戻しのリトレースメントのターゲットとすることがあります。

提供: FXトレーディングシステムズ
☆ボリンジャーバンドとMACDなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット

ページトップ