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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/02/02のドル円相場の考察

昨日のドル円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

添付チャートは、ドル/円の1時間足、パラボリック、MACDを表示しています。
昨日の東京スタート時は、ドルが底堅く推移しましたが、91円の壁に抑えられて反落となりました。
その後、12~13時にドルは一段安となり、パラボリックが売り転換し(A)、MACDも売りシグナルを示しました。(B)

この下落は、一旦はサポートラインCで支えられましたが、戻りも限定的で上値のパラボリックにタッチすることなく、22時にはこのサポートラインCも割り込み(D)、下落が加速しています。
ただし、2月1日の安値89.85円から昨日の高値90.90円の上昇幅の61.8%戻しの水準(ラインE)で下値を支えられ(F)、その後小動きでNYの引けを迎えています。

先週末からの3度の上値試しも91円を抜くことはできず(G)、このレベルには強い上値抵抗が形成されたように見えます。今後のドル上昇時には注意すべきレジスタンスレベルといえそうです。

【テクニカル一口解説】

1. パラボリック
パラボリックには「放物線上の」という意味があり、 SAR(ストップ&リバースポイント)と呼ばれるラインがチャート上に放物線を描くように見えることから「パラボリック」と呼ばれています。描かれた放物線(SAR)と実際の価格の交差するポイントが売買転換点を示します。

2. 抵抗価格帯
現在の91円レベルのように、何度か突破を試すものの壁となって跳ね返される価格水準を抵抗価格帯といいます。抵抗価格帯は、マーケット参加者の注目が集まることで売買が集中しやすいポイントといえます。
抵抗価格帯の手前では逆張り、抵抗価格帯を抜けると相場が加速しやすいことから抜けた場合には順張りが有効な戦略となります。

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