2014/4/18のドル円相場の考察
先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表、Williams %Rを表示しています。
昨日のドル/円相場は、4月の月例経済報告で景気の基調判断を下方修正したことを受けて
4月30日の日銀金融政策決定会合で追加緩和が実施されるとの観測が広がり、
101円42銭から102円57銭まで上昇しました。
ウクライナ情勢の緊張度がやや低下したこと、米国株の反発が好感されたこと、
中国の1-3月期国内総生産(GDP)が前年比+7.4%だったことなども、ドル買い・円売り要因と
なったとの指摘もあります。
ただし、テクニカルで見ると、このまま上昇を続けるかどうかは判断しにくい形となっています。
一目均衡表の先行スパンの雲が上値抵抗となっており、来週にかけて雲の下限が落ちてくるため、
上値が重いようにも見えます(A)。
遅行スパンはローソク足を上抜け陽転していますが、週後半には再びクロスする可能性も
残っており、相場が上に引かれる力が強まるのも5月以降になりそうです(B)。
Williams %Rは、中立の-50レベルにあり、方向感が見えません(C)。
今週は、イースター休暇明けで市場に戻ってきた参加者が、どの材料に反応するのか
見極めが必要な週となりそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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